盲目の織姫は後宮で皇帝との恋を紡ぐ (双葉文庫)

中華風ファンタジーで後宮謎解きもので女性主人公、これらの要素がそろうと一応読んでみようかと検討する対象になります。WEB版の段階で知っていましたが全て読むのは後回しにしていたら書籍版が出ることになったので、おとなしくまってから読みました。悪くはない内容でしたがいかんせん主人公の女性は目にハンデがあることから後宮を舞台に派手に活躍するわけにはいかない為、かなりおとなしい印象になります。後宮内のどろどろをがっつり読みたいという向きにはかなり物足りないと感じます。余計な突っ込みかもしれないけどライトノベルは何でもありの精神で読むものと思っていますが織物職人のような仕事を目のハンデ付きの人物がいかに天性の才能と努力をもってしても織りあがった布の仕上がりをどう確認しているのか？織ること自体は手の感触と音に頼ることができるかもしれませんが織りあがった布地の仕上がり具合まではわからないのでは？これ結構気になったんですよ・・・読んでて。