SEX会話力 (小学館101新書)

男女が付き合う上で、互いの気持ちと感情を交歓させてわかりあうための会話の重要性を説いた本。テクニックを磨くより、コミュニケーション力を磨く方が快適なセッXスにおいては大切ということが力説されている。著者は、カリスマAV監督。女にモテる男の条件は「清潔な男」「前向きな男」「無理せず自然体で生きている男」の３つ。「明るく、生きるエネルギーにあふれている男が、本当のイケメン」であり、「食う」「寝る」「交わる」を勧めている。そして、セッXスの2大指針は「セッXスは女性にさせていただくもの」「女性の尻に敷かれてなんぼ」だという。「言葉で意思を表明し、愛撫で具現化する」ともある。AVの現場の実際や、女優の面接、AV監督になるまでのこと、妻となった元AV女優との対話もある。あっさり読める。著者のエネルギッシュさが伝わってくる本である。著者が主張しているモテる男の姿というのは、著者自身のことを指して言っているのではないかな、とも思えてくる。それなりに面白くは読めた。